4年連続入職超過で「雇用情勢堅調」 平成28年動向
厚生労働省が平成28年の「雇用動向調査」の結果を発表し、同年に新たに就業した人が労働者全体に占める割合(入職率)は15.8%で、離職率(15.0%)を4年連続で上回ったことがわかった。入職率は2年連続で前年水準を下回った […]
長時間労働是正の監督体制を強化 監督官100人増員へ
政府は、働き方改革の一環として設ける時間外労働の上限規制(罰則付き)の実効性を確保するため、来年度、労働基準監督官を100人増員する方針を明らかにした。違法な長時間労働の取締りに向け監督体制を強化し、企業に対してよりきめ […]
「中小企業の働き方改革」で具体策検討へ 作業部会設置
政府は、働き方改革の実現に向け、中小企業が直面する諸課題の解決に向けた具体策を検討するための作業部会を8月末にも設置する考えを示した。長時間労働の是正と生産性向上、人材確保、最低賃金の引上げ、下請企業の取引条件の改善など […]
契約件数は対前年度比2.4%減の803万件に
厚生労働省は、平成28年度の「勤労者財産形成促進制度」(財形制度)の実施状況をまとめた。 まず、財形貯蓄制度の実施状況についてみると、平成28年度の契約件数及び貯蓄残高は、一般財形貯蓄が548万5000件(対前年度比2. […]
労災認定は石綿肺の74件を含め1055件に
厚生労働省は、平成28年度における石綿(アスベスト)による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)をまとめた。 それによると、石綿による疾病(肺がん、中皮腫、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚)に係る労災保険給 […]
パート法違反による是正指導が年約2万7000件
厚生労働省は、平成28年度に都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に寄せられたパートタイム労働法に関する相談状況などをまとめた。それによると、相談件数は2607件(前年度9361件)となっている(28年度からの都道府県労働 […]
2年連続減少の7361件、うち災害性腰痛が4722件
厚生労働省は、平成28年の業務上疾病の発生状況をまとめた。それによると、昨年1年間に発生した休業4日以上の業務上疾病(28年中に発生した疾病で29年3月末日までに把握したもの)は7361件となっており、前年(7368件) […]
法違反率は2年連続で低下し66.8%
厚生労働省は、平成28年の定期監督等実施状況・法違反状況をまとめた。それによると、労働基準法、労働安全衛生法などの労働関係法令違反の事業場割合(法違反率)は66.8%で、前年(69.1%)と比べ2.3ポイント低下た。法違 […]
最低賃金 全国平均25円増で848円に
厚生労働省が今年度の最低賃金(時給)の改定額を発表し、全国平均は前年度より25円増の848円となったことがわかった。上昇率は3%で、政府目標を2年連続で達成した。新潟、鳥取、宮崎、沖縄の4県は目安額を1円上回り、その他の […]
「企業主導型保育所」の定員目標を7万人に上方修正
政府は、企業が従業員等の子どもを預かる「企業主導型保育所」の定員目標を今年度末までに2万人上積みして7万人とすることを発表した。2020年度末までに「待機児童ゼロ」にするとする目標実現のために、保育の受け皿を拡大する。