2017年度の電話相談は前年度比1.5%減の5586件
一般社団法人日本産業カウンセラー協会(小原新代表理事)は、同協会が2004年から開設している通年無料電話相談「働く人の悩みホットライン」の2017年度の相談件数をまとめた。
それによると、2017年度の相談件数は5586件となっており、前年度(5671件)と比べ85件(1.5%)減少している。
年代別の相談件数をみると、40代が1852件(同33.2%)と最も多く、次いで、30代が1350件(同24.2%)、50代が1270件(同22.7%)、20代が567件(同10.2%)、60代が367件(同6.6%)、10代が9件(同0.2%)の順となっている。
次に、相談内容をみると(分野別)、「職場の問題」が2097件(全体の37.5%)と最も多く、次いで、「自分自身のこと」1813件(同32.5%)、「キャリアカウンセリング」679件(同12.2%)、「メンタル不調・病気」485件(同8.7%)、「家庭の問題」248件(同4.4%)の順となっている。
相談件数の多い分野について細かな内訳をみると、「職場の問題」に関する相談では、「人間関係」が1037件(「職場の問題」に関する相談の49.5%)と最も多く、次いで、「仕事のこと」614件(同29.3%)、「職場環境」188件(同9.0%)、「労働条件」105件(同5.0%)、「セクハラ・パワハラ」93件(同4.4%)、「いじめ」29件(1.4%)の順となった。
また、「自分自身のこと」に関する相談では、「生き方」が800件(「自分自身のこと」に関する相談の44.1%)と最も多く、次いで、「人間関係」225件(同12.4%)、「病気」204件(同11.3%)、「恋愛・結婚」138件(同7.6%)、「性格」111件(同6.1%)、「友人関係」15件(同0.8%)の順となっている。