2015年度の電話相談は前年度比15%増の6102件

一般社団法人日本産業カウンセラー協会(河野慶三代表理事)は、同協会が2004年から開設している通年無料電話相談「働く人の悩みホットライン」の2015年度の相談件数をまとめた。

それによると、2015年度の相談件数は6102件となっており、前年度(5323件)と比べ779件(14.6%)増加している。

年代別の相談件数をみると、40代が2022件(同33.1%)と最も多く、次いで、30代が1607件(同26.3%)、50代が1195件(同19.6%)、20代が908件(同14.9%)、60代が93件(同1.5%)の順となっている。

次に、相談内容をみると(分野別)、「職場の問題」が2663件(全体の43.6%)と最も多く、次いで、「自分自身のこと」1205件(同19.7%)、「キャリアカウンセリング」810件(同13.3%)、「メンタル不調・病気」765件(同12.5%)、「家庭の問題」229件(同3.8%)の順となった。

相談件数の多い分野について細かな内訳をみると、「職場の問題」に関する相談では、「人間関係」が1270件(「職場の問題」に関する相談の47.7%)と最も多く、次いで、「仕事のこと」657件(同24.7%)、「職場環境」250件(同9.4%)、「セクハラ・パワハラ」208件(同7.8%)、「労働条件」136件(同5.1%)、「いじめ」67件(2.5%)の順となっている。

また、「キャリアカウンセリング」に関する相談では、「転職・退職」が406件(「キャリアカウンセリング」に関する相談の50.1%)と最も多く、次いで、「求職」155件(同19.1%)、「仕事の適性」76件(同9.4%)、「復職」49件(同6.0%)、「ライフキャリア」35件(同4.3%)、「キャリアプランニング(開発)」31件(同3.8%)、「解雇」22件(同2.7%)の順となっている。