高卒の求人数は前年同期比13.3%増の約32万人
厚生労働省は、平成28年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」(平成28年7月末現在)を取りまとめた。
それによると、高校新卒者(選考・内定開始期日は28年9月16日以降)の求人数は32万3873人で、前年同期(28万5961人)と比べ13.3%の増加、求職者数は18万4957人で、前年同期(18万6055人)と比べ0.6%の減少となっている。そして、求人倍率は1.75倍となり、前年同期(1.54倍)を0.21ポイント上回った。
また、全国を14地域に分けたブロックごとの求人倍率をみると、前年は唯一1倍を下回っていた南九州も1倍を超え、すべての地域で1倍を上回った。特に、京浜(3.55倍)では3倍を超え、また、京阪神(2.32倍)では2倍を超える高い倍率となっている。
前年と比べると、14地域すべてで改善しており、京浜(プラス0.52ポイント)、京阪神(プラス0.31ポイント)での改善幅が大きい。
次に、中学新卒者(選考・内定開始期日は平成29年1月1日以降。ただし、積雪指定地域は28年12月1日以降)についてみると、求人数は920人で、前年同期(778人)と比べ18.3%の増加、求職者数は1006人で、前年同期(1067人)と比べ5.7%の減少となっている。そして、求人倍率は0.91倍となり、前年同期(0.73倍)を0.18ポイント上回った。