離職者訓練の就職率は施設内85.7%、委託75.0%
厚生労働省は、平成27年度における公的職業訓練の実績をまとめた。
それによると、公共職業訓練の受講者数は、離職者訓練が12万7807人、在職者訓練が10万7604人、学卒者訓練が1万7877人となっている。
なお、離職者訓練の内訳は、施設内訓練が3万7829人、委託訓練が8万9978人となった。そして、就職率は、離職者訓練の施設内訓練が85.7%、同委託訓練が75.0%、学卒者訓練が96.8%となっている。
就職率を分野別にみると、施設内訓練では、農業・林業・鉱業系が87.7%、建設系が84.1%、製造系が86.3%、事務系が88.3%、情報系が79.8%、サービス系が85.9%、介護系が88.1%、その他が69.3%。委託訓練では、農業・林業・鉱業系が69.7%、建設系が70.3%、製造系が77.9%、事務系が73.7%、情報系が72.7%、サービス系が67.1%、介護系が83.9%、その他が76.4%となっている。
次に、障害者訓練の受講者数は、離職者訓練が6281人、在職者訓練が413人となっている。なお、内訳は、離職者訓練は、施設内訓練が2063人、委託訓練が4218人、在職者訓練は、施設内訓練が247人、委託訓練が166人となった。そして、就職率は、離職者訓練の施設内訓練が73.1%、同委託訓練が47.9%となっている。
求職者支援訓練の受講者数は、基礎コースが1万1653人、実践コースが2万8936人となっている。そして、就職率(平成27年度に終了したコースのうち、27年11月末までに終了した訓練コースの雇用保険適用就職率)は、基礎コースが55.5%、実践コースが60.1%となった。