長時間・過重労働に関する相談が488件で最多
厚生労働省は、昨年11月6日に実施した無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果をまとめた。
「過重労働解消相談ダイヤル」は、著しい過重労働や悪質な賃金不払残業などの撲滅に向けた「過重労働解消キャンペーン」(実施期間:平成28年11月1日~11月30日)の一環として実施したもの。
同省のまとめによると、合計で712件の相談が寄せられた。主な相談内容は、「長時間労働・過重労働」に関するものが340件(全体の47.7%)と最も多く、次いで、「賃金不払残業」に関するものが305件(同42.8%)、「休日・休暇」に関するものが53件(同7.4%)の順となっている。
また、相談者の属性は、労働者が432件(全体の60.7%)、労働者の家族が199件(同27.9%)、その他が81件(同11.4%)となっている。業種別では、製造業が103件(全体の14.5%)と最も多く、以下、保健衛生業101件(同14.2%)、商業89件(同12.5)と続いている。