配偶者の出産後2ヵ月以内に休暇取得した者56%
内閣府は、男性の配偶者の出産直後の休暇取得に関する調査研究結果をまとめた。調査は、男性の被雇用者約1000人を対象に昨年9月に実施(インターネット調査)している。
調査結果によると、配偶者のサポートや家事・育児のために配偶者の出産後2ヵ月以内に休暇を取得した男性の割合は55.9%となっている。また、休暇取得の意向はあったものの取得しなかった者の割合は29.1%となっている。休暇の取得時期別では、「出産日」52.3%、「出産翌日から退院日まで」48.5%、「退院翌日から出産後2ヵ月以内」43.9%となった。
取得した休暇の種類を取得時期別にみると、出産日の取得では、「配偶者出産休暇」(勤務先の就業規則等で特別に定められた休暇制度)43.4%、「年次有給休暇」38.3%、「その他の勤務先の特別休暇」9.4%、「代休」3.6%、「育児休業」1.5%、出産翌日から退院までの取得では、「年次有給休暇」54.2%、「配偶者出産休暇」45.6%、「その他の勤務先の特別休暇」11.3%、「代休」8.0%、「育児休業」2.3%、退院翌日から出産後2ヵ月以内の取得では、「年次有給休暇」78.0%、「配偶者出産休暇」14.9%、「代休」11.5%、「その他の勤務先の特別休暇」8.9%、「育児休業」6.2%となっている。
取得した休暇日数の合計(配偶者の出産2ヵ月以内)をみると、「4日以上6日未満」が23.0%と最も多く、次いで、「6日以上10日未満」21.8%、「3日以上4日未満」20.2%、「2日以上3日未満」13.0%、「1日以上2日未満」12.5%、「10日以上」9.4%の順となった。
配偶者の出産後2ヵ月以内に休暇を取得するために必要なこととしては(複数回答)、「休暇を取りやすい職場であること」が54.1%と最も高く、以下、「上司の理解が得られること」40.7%、「職場での育児に対する休暇制度等が充実すること」38.1%、「業務が繁忙でないこと」37.8%──と続いている。