過重労働解消相談ダイヤルの相談結果を公表「長時間・過重労働」に関する相談が最多

厚生労働省は、平成30年11月の「過重労働解消キャンペーン」の一環として、同年11月4日(日)に「過重労働解消相談ダイヤル」を実施しました。この度、その相談結果が公表されました(平成30年12月7日公表)。 

今回の無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」には、合計で501件の相談が寄せられたようです。相談内容としては、「長時間労働・過重労働」に関するものが204件(40.7%)と最も多く、次いで「賃金不払残業」が174件(34.7%)、「パワハラ」が69件(13.7%)だったという結果になっています。   同省では、これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応を行っているとのことです。  企業としては、労働者による電話相談が、労働基準監督署の監督指導につながることもあるということを、肝に銘じておきたいところですね。