療養(補償)給付と遺族補償一時金が前年同期比増加

 厚生労働省は、平成29年度の労災保事業の支払状況をまとめた(29年8月末現在の速報値)。それによると、29年4月~8月の保険給付支払額は3339億5580万円(万円未満は四捨五入。以下同じ)となっており、前年同期と比べ0.3%減少している。

 保険給付種類別の支払額は、療養(補償)給付976億9865万円(全体の29.3%)、休業(補償)給付394億1962万円(同11.8%)、障害(補償)一時金122億8020万円(同3.7%)、遺族(補償)一時金32億3927万円(同1.0%)、葬祭料・葬祭給付8億2933万円(同0.2%)、介護(補償)給付27億6083万円(同0.8%)、年金等(年金及び傷病(補償)年金受給者に係る療養(補償)給付)1777億2791万円(同53.2%)となった。

 これを前年度と比べると、療養(補償)給付(対前年同期比2.0%増)と遺族(補償)一時金(同8.9%増)が増加したほかは減少している。