最多の相談は「職場の人間関係」で全体の13.5%

一般社団法人日本産業カウンセラー協会(河野慶三代表理事)は、9月10日の世界自殺予防デーにあわせて開設した2015年度「働く人の電話相談室」の相談結果をまとめた。それによると、去る9月10日から12日までの3日間で、延べ436人から計773件の相談が寄せられた。

カテゴリー別の相談件数をみると、最も件数が多かったのは、「職場の悩み」で275件(全体の35.6%)、次いで、「家族に関する悩み」105件(同13.6%)、「キャリアに関する悩み」95件(同12.3%)、「メンタル不調・病気の悩み」84件(同10.9%)、「自分自身に関する悩み」78件(同10.1%)の順となっている。

また、細目別の相談件数をみると、最も多かったのは、「職場の人間関係」で104件(全体の13.5%)、以下、「労働条件・待遇」47件(同6.1%)、「パワハラ」44件(同5.7%)、「就職・転職・退職」44件(同5.7%)、「親子関係」35件(同4.5%)、「働き方」33件(同4.3%)、「その他ハラスメント」26件(同3.4%)、「生き方」24件(同3.1%)、「金銭問題」24件(同3.1%)、「うつ」23件(同3.0%)と続いている。

相談者の雇用形態をみると、「非正規社員」が全体の28.0%と最も多く、以下、「正規社員」21.8%、「無職」17.0%と続いた。年代別の相談件数では、40代が最も多く214件(不明、無言電話を除いた736件の中の29.1%)、次いで、50代164件(同22.3%)、30代139件(同18.9%)、60代70件(同9.6%)、20代49件(同6.7%)、70代30件(同4.1%)、80代9件(同2.1%)と続いている。