新たに約28万人が合格し累計取得者は約574万人に
厚生労働省は、平成26年度「技能検定」の実施状況をまとめた。それによると、受検申請者数の合計は68万8575人となっており、前年度(72万1981人)と比べ3万3406人(4.6%)減少した。また、合格者数の合計は27万5256人となっており、前年度(27万8205人)と比べ2949人(1.1%)減少している。そして、制度創設からの合格者数の累計は約574万人となった。
受検申請者数の多い職種をみると、最も多いのは、「ファイナンシャル・プランニング」の42万494人(対前年度比5.4%減、全受検申請者数の61.1%)、次いで、「機械保全」3万3443人(同0.8%増、同4.9%)、「機械加工」2万1240人(同0.5%増、同3.1%)、「知的財産管理」1万7991人(同2.8%減、同2.6%)、「金融窓口サービス」1万5058人(同7.7%減、同2.2%)──の順となっている。
技能検定制度は、労働者の有する技能の程度を検定し、これを国が公証する制度。制度は昭和34年から実施されており、検定職種は、時代のニーズに合ったものとなるよう毎年見直しが行われ、平成27年4月1日現在、128職種で実施している。