常用求人数は前年度比25.0%増の約512万件

厚生労働省は、平成26年度の「職業紹介事業報告書」の集計結果をまとめた。それによると、民営職業紹介事業所における新規求職申込件数は、有料職業紹介事業と無料職業紹介事業あわせて1582万7411件となっている(25年度924万2320件。26年度は件数計上の基礎を変更した影響により、25年度との比較は困難)。

新規求職申込件数を有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の別でみると、有料職業紹介事業が1561万6483件(前年度902万5036件)、無料職業紹介事業が21万928件(同21万7284件)となっている。

次に、求人の状況をみると、常用求人数は有料職業紹介事業と無料職業紹介事業あわせて512万2075件となっており、前年度(409万9272件)と比べ102万2803件(25.0%)増加した。有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の別では、有料職業紹介事業が436万8574件で前年度(344万2530件)と比べ92万6044件(26.9%)の増加、無料職業紹介事業が75万3501件で前年度(65万6742件)と比べ9万6759件(14.7%)の増加となっている。

また、就職件数(常用就職)は、有料職業紹介事業と無料職業紹介事業あわせて55万6891件となっており、前年度(65万7740件)と比べ10万849件(15.3%)減少している。有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の別では、有料職業紹介事業が51万8328件で前年度(61万8083件)と比べ9万9755件(16.1%)の減少、無料職業紹介事業が3万8563件で前年度(3万9657件)と比べ1094件(2.8%)の減少となった。

民営職業紹介事業所数は、有料職業紹介事業所と無料職業紹介事業所あわせて1万8805事業所となっており、前年度(1万8184事業所)と比べ621事業所(3.4%)増加している。有料職業紹介事業所と無料職業紹介事業所の別では、有料職業紹介事業所が1万7893事業所で前年度(1万7315事業所)と比べ578事業所(3.3%)の増加、無料職業紹介事業所が912事業所で前年度(869事業所)と比べ43事業所(4.9%)の増加となった。