就職率は施設内訓練が85.2%、委託訓練が73.2%

厚生労働省は、平成29年度の公共職業訓練の実施状況(離職者訓練及び在職者訓練)をまとめた。

それによると、離職者訓練の受講者数(29年4月~11月)は、施設内訓練が2万7716人、委託訓練が6万1043人の計8万8759人となっている。そして、就職率は、施設内訓練が85.2%、委託訓練が73.2%となっている(施設内訓練は29年8月末まで、委託訓練は29年7月末までに訓練を修了した者の3ヵ月後の就職状況)。また、在職者訓練の受講者数(29年4月~11月)は9万4854人となっている。

離職者訓練の分野別の状況をみると、受講者数は、「農業・林業系」927人(うち施設内訓練543人、委託訓練384人)、「建設系」5069人(同4765人、同304人)、「製造系」1万259人(同9995人、同264人)、「事務系」2万8118人(同936人、同2万7182人)、「情報系」1万5544人(同366人、同1万5178人)、「サービス系」1万3222人(同8546人、同4676人)、「介護系」1万1963人(同884人、同1万1079人)、「その他」3657人(同1681人、同1976人)となった。

分野別の就職率は、施設内訓練では、「農業・林業系」78.9%、「建設系」83.5%、「製造系」87.0%、「事務系」88.1%、「情報系」85.1%、「サービス系」85.4%、「介護系」76.6%、「その他」14.3%となっている。一方、委託訓練では、「農業・林業系」65.5%、「建設系」69.0%、「製造系」84.8%、「事務系」73.2%、「情報系」70.4%、「サービス系」61.2%、「介護系」83.2%、「その他」66.5%となった。