就職率は施設内訓練が84.6%、委託訓練が72.7%
厚生労働省は、平成30年度の公共職業訓練の実施状況(離職者訓練及び在職者訓練)をまとめた。
それによると、離職者訓練の受講者数(30年4月~11月)は、施設内訓練が2万6304人、委託訓練が5万6136人の計8万2440人となっている。そして、就職率は、施設内訓練が84.6%、委託訓練が72.7%となっている(施設内訓練は30年8月末まで、委託訓練は30年7月末までに訓練を修了した者の3ヵ月後の就職状況)。また、在職者訓練の受講者数(30年4月~11月)は9万5654人となった。
離職者訓練の分野別の状況をみると、受講者数は、「農業・林業系」866人(うち施設内訓練524人、委託訓練339人)、「建設系」4946人(同4759人、同187人)、「製造系」9728人(同9498人、同230人)、「事務系」2万5844人(616人、同2万5228人)、「情報系」1万5001人(同288人、同1万4713人)、「サービス系」1万2770人(同8063人、同4707人)、「介護系」1万8人(同837人、同9171人)、「その他」3277人(同1716人、同1561人)となった。
分野別の就職率は、施設内訓練は、「農業・林業系」94.7%、「建設系」83.4%、「製造系」86.7%、「事務系」84.9%、「情報系」82.8%、「サービス系」83.7%、「介護系」82.3%、「その他」4.3%となっている。
一方、委託訓練の就職率は、「農業・林業系」50.0%、「建設系」100%、「製造系」91.3%、「事務系」72.6%、「情報系」69.9%、「サービス系」54.2%、「介護系」85.4%、「その他」68.9%となった。