就職率は施設内訓練が83.7%、委託訓練74.0%

厚生労働省は、平成27年度の公共職業訓練の実施状況(離職者訓練及び在職者訓練)をまとめた。

それによると、離職者訓練の受講者数(27年4月~11月)は、施設内訓練が2万9645人、委託訓練が6万7893人の計9万7538人となった。そして、就職率は、施設内訓練が83.7%、委託訓練が74.0%となっている(施設内訓練は27年8月末まで、委託訓練は27年7月末までに訓練を修了した者の3ヵ月後の就職状況)。また、在職者訓練の受講者数(27年4月~11月)は8万3609人となっている。

離職者訓練の分野別の状況をみると、受講者数は、「農業・林業系」1178人(うち施設内訓練661人、委託訓練517人)、「建設系」5070人(同4691人、同379人)、「製造系」1万1030人(同1万735人、同295人)、「事務
系」3万847人(同991人、同2万9856人)、「情報系」1万5400人(同416人、同1万4984人)、「サービス系」1万3659人(同9634人、同4025人)、「介護系」1万6061人(同1009人、同1万5052人)、「その他」4293人(同1508人、同2785人)となっている。

分野別の就職率は、施設内訓練は、「農業・林業系」100.0%、「建設系」82.1%、「製造系」84.6%、「事務系」82.4%、「情報系」91.8%、「サービス系」83.3%、「介護系」84.3%となった。委託訓練は、「農業・林業系」64.5%、「建設系」70.3%、「製造系」77.8%、「事務系」73.2%、「情報系」69.8%、「サービス系」68.5%、「介護系」82.9%、「その他」66.7%となっている。