就職率は基礎コース、実践コースともに50%台に

厚生労働省は、平成26年度の求職者支援訓練の実施状況をまとめた。それによると、訓練受講者数(26年4月~23年3月)は、基礎コース1万6459人、実践コース3万8544人の計5万5003人となっている。

また、訓練修了者等の就職状況(26年度中に開始し26年10月末までに終了した訓練コースにおける訓練終了3ヵ月後の状況。27年6月23日時点)をみると、基礎コースは、コース数492コース、受講開始者数5710人、修了者等数(就職を理由とした中退者数と修了者数の合計。基礎コースは、次の訓練を受講中、受講決定した者を除く)5173人、就職者数2678人となっている。この結果、就職率は51.7%となった。

次に、実践コースについてみると、コース数877コース、受講開始者数1万464人、修了者等数9676人、就職者数5414人となっている。この結果、就職率は55.9%となった。

実践コースの分野別の就職状況をみると、「IT」がコース数35コース、受講者数480人、修了者等数423人、就職者数343人、「営業・販売・事務」がコース数222コース、受講者数2235人、修了者等数2057人、就職者数1621人、「医療事務」がコース数116コース、受講者数1661人、修了者等数1547人、就職者数1282人、「介護福祉」がコース数233コース、受講者数2937人、修了者等数2762人、就職者数2490人、「デザイン」がコース数76コース、受講者数920人、修了者等数842人、就職者数715人、「その他」がコース数195コース、受講者数2231人、修了者等数2045人、就職者数1709人となっている。

そして、実践コースの分野別の就職率は、「IT」51.7%、「営業・販売・事務」54.6%、「医療事務」60.4%、「介護福祉」67.7%、「デザイン」45.8%、「その他」42.9%となっている。