対前年度比0.6%減の約7352億8739万円

厚生労働省は、平成28年度の労災保険事業の保険給付支払状況(速報値)をまとめた。それによると、28年度における保険給付支払額は約7352億8739万円となっており、前年同期と比べ0.6%減少している。

保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の約3626億3363万円(全体の49.3%)、次いで、療養補償給付の約2294億1649万円(同31.2%)、休業補償給付の約966億3101万円(同13.1%)、障害補償一時金の約308億2241万円(同4.2%)、遺族補償一時金の約71億502万円(同1.0%)、介護補償給付の約65億7679万円(同0.9%)、葬祭料の約21億204万円(同0.3%)の順となった。

また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の約2145億3076万円(全体の29.2%)、次いで、その他の事業が約2094億1372万円(同28.5%)、製造業が約1808億2596万円(同25.0%)の順となっており、これら3業種で全体の8割以上を占めている。