妥結額・率ともに前年を下回る4586円、1.81%

経団連(榊原定征会長)は、「2017年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」(最終集計)をまとめた。それによると、妥結額は4586円、アップ率は1.81%となり、前年を額で65円、率で0.02ポイント下回った(集計社数は規模500人未満の478社。妥結額、アップ率は加重平均)。

業種別の妥結額をみると、最も高いのは、「土木・建設」の6003円、次いで、「印刷・出版」5783円、「機械金属」5370円、「化学」5297円、「食品」5290円、「輸送用機器」4971円の順となっている。逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の2960円、次いで、「その他非製造」3507円、「金融」3607円、「窯業」4022円、「紙・パルプ」4040円の順となっている。

また、業種別のアップ率は、最も高いのは、「土木・建設」の2.26%、次いで、「食品」2.19%、「化学」2.04%、「機械金属」2.03%、「印刷・出版」2.01%、「輸送用機器」1.98%、「電気機器」1.97%の順となった。

逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の1.30%、次いで、「金融」1.42%、「その他非製造」1.48%、「窯業」1.61%、「ガス・電気」1.62%、「商業」1.64%の順となっている。