女性活躍推進法の認定受けた企業600社超える

厚生労働省は、女性活躍推進法の一般事業主行動計画届出状況及び同法に基づく厚生労働大臣の認定の状況を公表した(平成30年6月末現在)。

同法では、法の目的を達成するため、事業主に対して、女性の採用比率や女性の管理職比率などの数値目標を定めた「一般事業主行動計画」の策定・届出などを義務付けている。そして、行動計画の策定・届出を行った企業のうち、その取組みの実施状況が優良であるとして厚生労働大臣の認定を受けると、認定マーク(「えるぼし」)を商品などに付けることができる。なお、行動計画の策定・届出義務は、常時雇用する労働者の数が301人以上の事業主となっており、同300人以下の事業主は努力義務。

同省のまとめによると、30年6月末現在における一般事業主行動計画策定届の提出企業数(規模301人以上)は1万5983社(30年3月末1万6035社)となっており、届出率は98.1%(同99.6%)となった。都道府県別の届出率は、すべての都道府県で90%以上となっており、うち18県は100%となった。なお、規模300人以下企業の提出企業数は4711社(30年3月末4567社)となっている。

また、30年6月末までの認定企業数は630社(うち147社は規模300人以下の企業)となっている。なお、認定段階には3段階あり、最も高度な認定段階3の企業が416社(うち規模300人以下の企業が108社)、認定段階2の企業が212社(同39社)、認定段階1の企業が2社となった。