大学卒業予定者の内定率は前年上回る71.2%
厚生労働省と文部科学省は、平成29年3月に大学等卒業予定者の就職内定状況(平成28年10月1日現在)をまとめた。
調査は、全国の大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施したもの。
調査結果をみると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を4.7ポイント上回る71.2%、男女別では、男子は前年同期を3.5ポイント上回る69.3%、女子は前年同期を6.4ポイント上回る73.6%となっている。
また、短期大学は前年同期を8.4ポイント上回る41.6%、高等専門学校は前年同期を1.4ポイント上回る95.7%、専修学校(専門課程)は前年同期を5.6ポイント上回る53.8%(うち男子は前年同期比10.9ポイント増の52.4%、女子は同0.5ポイント増の55.3%)となった。
次に、平成28年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・内定状況(28年9月末現在、厚生労働省まとめ)をみると、高校新卒者(選考・内定開始は28年9月16日以降)は、求人数は前年同期比11.6%増の約36万人、求職者数は同0.1%減の約17万7000人、求人倍率は前年同期(1.83倍)を0.21ポイント上回る2.04倍となっている。
就職内定者数は前年同期比7.6%増の約10万7000人で、就職内定率は前年同期(56.1%)を4.3ポイント上回る60.4%となった。
また、中学新卒者(選考・内定開始は原則29年1月1日以降)の求人数は前年同期比13.3%増の1140人、求職者数は同6.1%減の1086人で、求人倍率は前年同期(0.87倍)を0.18ポイント上回る1.05倍となっている。