大学卒は前年同期を3.8ポイント上回る86.7%

厚生労働省と文部科学省はこのほど、平成26年度大学等卒業予定者の就職内定状況(平成27年2月1日現在)をまとめた。26年10月1日、同12月1日に次ぐ3回目の調査で、前2回と同じ大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施している。

調査結果によると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を3.8ポイント上回る86.7%となった。男女別では、男子は前年同期を3.1ポイント上回る85.3%、女子は前年同期を4.6ポイント上回る88.3%となっている。

また、短期大学(女子のみ)は前年同期を0.5ポイント上回る78.1%、高等専門学校は前年同期を1.3ポイント下回る98.7%、専修学校(専門課程)は前年同期を1.3ポイント下回る77.1%(うち男子は前年同期比プラス1.8ポイントの76.7%、女子は同マイナス4.1ポイントの77.5%)となっている。

次に、厚生労働省がまとめた27年3月の高校・中学新卒予定者の求人・求職・内定状況調査(27年1月末現在)結果によると、高校新卒者の求人数は前年同期比25.0%増の約31万2000人、求職者数は同3.5%増の約17万4000人で、求人倍率は前年同期を0.31ポイント上回る1.80倍となっている。就職内定者数は前年同期比6.0%増の約16万1000人で、就職内定率は前年同期を2.1ポイント上回る92.8%となっている。

全国14ブロックごとの求人倍率をみると、前年同期は唯一1倍を割り込んでいた南九州を含め14ブロック全てで1倍を上回っており、特に、京浜(3.94倍)と京阪神(2.17倍)では全国平均を大きく上回っている。

また、中学新卒者の求人数は前年同期比10.5%増の1475人、求職者数は同14.7%減の950人で、求人倍率は前年同期を0.35ポイント上回る1.55倍となった。