大学の内定率は前年同期比0.1ポイント増の80.4%
厚生労働省と文部科学省は、今年3月に大学などを卒業する予定者の平成27年12月1日現在の就職内定状況調査の結果をまとめた。27年10月1日現在に次ぐ2回目の調査で、前回調査と同じ全国の大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施している。
調査結果によると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を0.1ポイント上回る80.4%となった。男女別では、男子は前年同期を0.1ポイント上回る79.0%、女子も前年同期を0.1ポイント上回る82.0%となっている。
また、短期大学(女子学生のみ)は前年同期を7.1ポイント上回る68.0%、高等専門学校(男子学生のみ)は前年同期を0.5ポイント下回る96.4%、専修学校(専門課程)は前年同期を1.7ポイント上回る65.8%(うち男子は前年同期比マイナス0.2ポイントの62.7%、女子は同プラス3.6ポイントの68.7%)となった。
次に、厚生労働省がまとめた28年3月の高校・中学新卒予定者の求人・求職・内定状況調査(27年11月末現在)結果によると、高校新卒者(採用選考・内定開始期日は27年9月16日以降)は、求人数が前年同期比12.8%増の約34万2000人、求職者数が同0.7%増の約17万7000人で、求人倍率は前年同期を0.2ポイント上回る1.93倍となった。就職内定者数は前年同期比2.8%増の約15万2000人で、就職内定率は前年同期を1.7ポイント上回る85.8%となっている。
また、中学新卒者(採用選考・内定開始期日は原則28年1月1日以降)の求人数は前年同期比1.1%増の1259人、求職者数は同11.0%減の1169人で、求人倍率は前年同期を0.13ポイント上回る1.08倍となった。