大卒の内定率は同時期での過去最高の77.0%に
厚生労働省と文部科学省は、平成31年3月に大学等卒業予定者の就職内定状況(平成30年10月1日現在)をまとめた。
調査は、全国の大学62校、短大20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施したもの。
調査結果をみると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を1.8ポイント上回る77.0%となり、平成9年3月卒の調査開始以来、同時期での過去最高となった。男女別では、男子は前年同期を2.5ポイント上回る77.0%、女子は前年同期を1.0ポイント上回る77.0%となっている。
また、短期大学は前年同期を3.4ポイント上回る42.8%、高等専門学校は前年同期を0.7ポイント下回る93.7%、専修学校(専門課程)は前年同期を6.3ポイント上回る61.3%(うち男子は前年同期比1.3ポイント増の58.2%、女子は同11.3ポイント増の64.4%)となっている。
次に、平成30年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・内定状況(30年9月末現在、厚生労働省まとめ)をみると、高校新卒者(選考・内定開始は30年9月16日以降)は、求人数は前年同期比11.3%増の約45万4000人、求職者数は同0.1%増の約17万3000人、求人倍率は前年同期(2.36倍)を0.27ポイント上回る2.63倍となった。就職内定者数は前年同期比0.5%減の約10万8000人で、就職内定率は前年同期(62.7%)を0.4ポイント下回る62.3%となっている。
また、中学新卒者(選考・内定開始は原則31年1月1日以降)の求人数は前年同期比13.9%増の1344人、求職者数は同18.0%減の850人で、求人倍率は前年同期(1.14倍)を0.44ポイント上回る1.58倍となった。