労働基準法等改正案は審議入りせず継続審議扱い

昨年12月17日に閉会した臨時国会で継続審議となっていた「労働基準法等の一部を改正する法律案」は、会期末処理により継続審議となった。

同法案は、中小企業における月60時間超の時間外労働への割増賃金率の適用猶予を廃止すること、一定額以上の年収がある高度な専門業務に就く労働者について、本人の同意などを要件として、労働時間の規制を適用除外とすることなどが主な内容。

法案は、平成27年4月3日に閣議決定され、同日、国会に提出された。同国会(第189回通常国会)では、法案の審議に入ることなく継続審議となった。そして、昨年の第190回通常国会、第192回臨時国会においても質疑などは一切行われず、継続審議扱いとなった。