前年を0.19ポイント上回る2.38%、7367円に
厚生労働省は、平成27年の民間主要企業(原則として資本金10億円以上、従業員1000人以上で労働組合のある企業)における春季賃上げ要求・妥結状況を取りまとめた(20業種・314社について集計)。
それによると、平均妥結額は7367円、賃上げ率は2.38%となり、前年(妥結額6711円、賃上げ率2.19%)を額で656円、率で0.19ポイント上回った。
産業別にみた妥結状況では、妥結額が最も高いのは、「自動車」の9102円、次いで、「金融・保険」8882円、「電気機器」8476円、「窯業」8413円、「精密機器」8189円の順となっている。一方、最も低いのは、「電力・ガス」の4558円、次いで、「鉄鋼」4877円、「運輸」5068円、「紙・パルプ」5665円の順となった。
産業別にみた賃上げ率では、最も高いのは、「窯業」の2.95%、次いで、「金融・保険」2.91%、「自動車」2.85%、「電気機器」2.61%、「機械」2.58%、「建設」2.53%の順となっている。一方、最も低いのは、「電力・ガス」の1.53%、次いで、「鉄鋼」1.69%、「運輸」1.71%、「紙・パルプ」1.91%の順となった。