コース別の就職率は「基礎」82.1%、「実践」82.2%に

厚生労働省は、求職者支援制度における訓練修了者等の就職状況などをまとめた。今回まとめられたのは、平成26年4月以降に開講し同年8月末までに終了した求職者支援訓練の状況(27年1月29日時点)。

まず、基礎コースについてみると、コース数が210コース、受講者数が2443人、修了者等(就職を理由とした中退者数と修了者数の合計)が2295人、就職者数が1841人となっている。この結果、就職率は82.1%となった。なお、就職者のうち雇用期間の定めのない就職者の割合は47.7%となっている。

次に、実践コースをみると、コース数が354コース、受講者数が4296人、修了者等が4027人、就職者数が3311人となっている。そして、就職率は82.2%となり、就職者のうち、雇用期間の定めのない就職者の割合は53.0%となっている。

また、実践コースの訓練分野別の状況をみると、「IT」が、コース数6コース、受講者数94人、修了者等88人、就職者数68人、「営業・販売・事務」が、コース数82コース、受講者数899人、修了者等830人、就職者数646人、「医療事務」が、コース数50コース、受講者数724人、修了者等675人、就職者数549人、「介護福祉」が、コース数119コース、受講者数1498人、修了者等1424人、就職者数1262人、「デザイン」が、コース数20コース、受講者数232人、修了者等216人、就職者数172人、「その他」が、コース数77コース、受講者数926人、修了者等794人、就職者数614人となっている。

そして、就職率は、「IT」77.2%、「営業・販売・事務」77.8%、「医療事務」81.3%、「介護福祉」88.6%、「デザイン」79.6%、「その他」77.3%となっている。また、就職者のうち雇用期間の定めのない者の割合は、「IT」45.5%、「営業・販売・事務」47.3%、「医療事務」56.1%、「介護福祉」57.2%、「デザイン」41.8%、「その他」51.3%となっている。