現金給与総額が30万円を超えているのは19都府県

厚生労働省は、毎月勤労統計調査・地方調査結果の平成28年年平均を取りまとめた。

 その中から、都道府県別の月間現金給与総額(事業所規模5人以上。調査産業計)をみると、最も高いのは東京の40万8611円、次いで、愛知34万3316円、大阪33万4322円、神奈川32万9397円、滋賀32万3660円、広島31万9842円、栃木31万7523円の順となっている。このほか、宮城、茨城、群馬、富山、石川、福井、長野、静岡、三重、岡山、山口、福岡の12県で30万円を超えている(27年は30万円を超えていたのは17都府県)。

 一方、最も低いのは沖縄の25万1762円、次いで、青森25万2236円、長崎25万7767円、鹿児島25万9080円、宮崎26万918円の順となった。

 また、月間所定内給与についてみると、最も高いのは東京の30万4022円、以下、大阪25万2096円、神奈川25万534円、愛知24万9273円、滋賀24万3327円、広島23万8523円──と続いており、一方、最も低いのは青森の20万218円、次いで、長崎20万2895円、鹿児島20万3286円、沖縄20万3573円、宮崎20万4776円の順。

 これを製造業に限ってみると、月間現金給与総額が最も高いのは東京の51万6379円、次いで、神奈川45万4979円、愛知43万8762円、三重40万5806円、滋賀40万5458円の順となっている。

 一方、最も低いのは秋田の22万450円、次いで、沖縄22万2541円、宮崎26万742円、青森26万1109円、高知26万4634円の順となった。

 次に、都道府県別の月間総実労働時間(事業所規模5人以上。調査産業計)をみると、最も長いのは福島で154.6時間、次いで、岩手154.5時間、佐賀153.7時間、山形153.2時間、青森152.5時間、長崎152.1時間の順となっている。一方、最も短いのは奈良の134.5時間、次いで、兵庫136.7時間、埼玉136.8時間、京都138.2時間、神奈川139.5時間、千葉139.8時間の順となった。