最多の相談は「職場の人間関係」で全体の13.2%

一般社団法人日本産業カウンセラー協会(河野慶三代表理事)は、9月10日の世界自殺予防デーにあわせて開設した2016年度「働く人の電話相談室」の相談結果をまとめた。それによると、9月9日から11日までの3日間で、延べ467人から計756件の相談が寄せられた。

 カテゴリー別の相談件数をみると、最も多かったのは、「職場の悩み」で266件(全体の33.0%)、次いで、「家族に関する悩み」101件(同12.5%)、「メンタル不調・病気の悩み」99件(同12.3%)、「自分自身に関する悩み」97件(同12.0%)、「キャリアに関する悩み」91件(同11.3%)の順となっている。

 また、細目別の相談件数をみると、最も多かったのは、「職場の人間関係」で106件(全体の13.2%)、以下、「パワハラ」57件(同7.1%)、「就職・転職・退職」46件(同5.7%)、「金銭問題」46件(同5.7%)、「生き方」36件(同4.8%)、「親子関係」34件(同4.2%)、「労働条件・待遇」29件(同3.6%)、「うつ」25件(同3.1%)、「夫婦関係」25件(同3.1%)、「対人関係」23件(同2.9%)、「働き方」21件(同2.6%)、「その他の精神疾患」21件(同2.6%)と続いている。

 相談者の雇用形態をみると、「正規社員」が全体の27.0%と最も多く、以下、「非正規社員」23.6%、「無職」18.4%と続いた。年代別の相談件数では、40代が最も多く265件(全体の35.1%)、次いで、50代168件(同22.2%)、30代132件(同17.5%)、60代69件(同9.1%)、20代36件(同4.8%)、70代29件(同3.8%)、80代13件(同1.7%)と続いている。