対前年度比1.5%減の約7396億1386万円

厚生労働省は、平成27年度の労災保険事業の保険給付支払状況(速報値)をまとめた。それによると、27年度における保険給付支払額は約7396億1386万円となっており、前年同期と比べ1.5%減少している。

保険給付支払額を給付種類別にみると、最も多いのは年金等給付の約3664億4914万円(全体の49.5%)、次いで、療養補償給付の約2271億4442万円(同30.7%)、休業補償給付の約986億9610万円(同13.3%)、障害補償一時金の約317億5830万円(同4.3%)、遺族補償一時金の約67億8459万円(同0.9%)、介護補償給付の約66億2954万円(同0.9%)、葬祭料の約21億5178万円(同0.3%)の順となった。

また、業種別にみた保険給付支払額では、最も多いのは建設事業の約2183億6110万円(全体の29.5%)、次いで、その他の事業が約2049億3500万円(同27.7%)、製造業が約1839億1807万円(同24.9%)の順となっている。