実践コース後の就職は8割が訓練内容関連に就く

厚生労働省は、平成28年度の求職者支援訓練の実施状況をまとめた。それによると、訓練受講者数(28年4月~28年11月)は、基礎コース7258人、実践コース1万4337人の計2万1595人となっている。

また、訓練修了者等の就職状況(28年4月に終了した訓練コースの28年12月27日時点の数値)をみると、基礎コースは、コース数92コース、受講者数787人、修了者等数(就職を理由とした中退者数と修了者数の合計。基礎コースは、次の訓練を受講中である者または受講決定した者を除く)722人、就職者数430人、就職率59.5%となった。実践コースは、コース数218コース、受講者数2204人、修了者等数1994人、就職者数1267人、就職率63.5%となっている。なお、実践コースの関連就職割合(就職者が就職状況報告時に訓練コースの内容に関連した業種または職種への就職と自己申告した割合)は79.2%となった。

実践コースの分野別の就職状況をみると、「IT」がコース数12コース、受講者数127人、修了者等数100人、就職者数64人、「営業・販売・事務」がコース数62コース、受講者数596人、修了者等数549人、就職者数354人、「医療事務」がコース数28コース、受講者数238人、修了者等数217人、就職者数146人、「介護福祉」がコース数48コース、受講者数470人、修了者等数434人、就職者数318人、「デザイン」がコース数22コース、受講者数274人、修了者等数244人、就職者数158人、「その他」がコース数46コース、受講者数499人、修了者等数450人、就職者数227人となっている。実践コースの分野別の就職率は、「IT」64.0%、「営業・販売・事務」64.4%、「医療事務」67.2%、「介護福祉」73.2%、「デザイン」64.7%、「その他」50.6%となった。また、関連就職割合は、「IT」90.6%、「営業・販売・事務」77.9%、「医療事務」73.9%、「介護福祉」92.7%、「デザイン」70.8%、「その他」68.2%となっている。