大学は前年同期を0.7ポイント上回る91.9%に

厚生労働省と文部科学省はこのほど、平成30年度大学等卒業予定者の就職内定状況(平成31年2月1日現在)をまとめた。30年10月1日、同12月1日に次ぐ3回目の調査で、前2回と同じ大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施している。

調査結果によると、学歴別の就職内定率は、大学は91.9%(前年同期比0.7ポイント増)、うち国公立は91.5%(同0.3ポイント減)、私立は92.1%(同1.0ポイント増)、短期大学(女子のみ)は91.0%(同1.1ポイント増)、高等専門学校(男子のみ)は98.8%(同0.8ポイント減)、専修学校(専門課程)は87.1%(同1.5ポイント増)となっている。

男女別にみると、男子は、大学は91.4%(前年同期比1.5ポイント増)、うち国公立が89.5%(同1.1ポイント減)、私立が91.9%(同2.2ポイント増)、専修学校(専門課程)は85.5%(同0.6ポイント増)となっている。

一方、女子は、大学は92.6%(前年同期比0.2ポイント減)、うち国公立が93.8%(同0.7ポイント増)、私立が92.2%(同0.6ポイント減)、専修学校は88.6%(同2.3ポイント増)となった。

次に、大学について文理別の就職内定率をみると、文系は91.7%(前年同期比0.7ポイント増)、うち国公立が91.3%(同0.4ポイント減)、私立が91.8%(同1.0ポイント増)、理系は93.1%(同0.7ポイント増)、うち国公立が92.0%(同0.0ポイント)、私立が93.8%(同1.2ポイント増)となっている。

また、大学の地域別就職内定率は、北海道・東北地区88.5%(前年同期比1.7ポイント減)、関東地区93.7%(同1.3ポイント増)、中部地区92.9%(同0.1ポイント減)、近畿地区93.3%(同1.1ポイント増)、中国・四国地区86.3%(同2.3ポイント増)、九州地区88.9%(同0.1ポイント減)となった。