パート法に関する相談が前年同期の約3倍に増加

厚生労働省は、全国の都道府県労働局雇用均等室に平成26年10月から12月までの3ヵ月間に寄せられた①男女雇用機会均等法、②育児・介護休業法、③パートタイム労働法──に関する相談状況など(速報値)をまとめた。

まず、相談件数についてみると、均等法関係5889件(前年同期比13.5%増加)、育児・介護休業法関係1万2547件(同7.1%減少)、パートタイム労働法関係3784件(同217.7%増加)となっている。

是正指導件数は、均等法関係3867件(前年同期比5.1%増加)、育児・介護休業法関係9173件(同16.5%減少)、パートタイム労働法関係5837件(同18.0%減少)となっている。

都道府県労働局長による援助申立受理件数は、均等法関係106件(前年同期比7.0%減)、育児・介護休業法関係41件(同8.9%増加)、パートタイム労働法関係1件(同66.7%減少)、また、調停申請受理件数は、均等法関係17件(同54.5%増加)、育児・介護休業法関係2件(同66.7%減少)、パートタイム労働法関係0件(前年同期0件)となっている。

これを26年7月から9月までの3ヵ月間と比べると、全体で相談件数は926件(4.3%)増加、是正指導件数は2234件(10.6%)減少、援助申立受理件数は25件(14.5%)減少、調停申請受理件数は3件(13.6%)減少となっている。

なお、26年4月から12月までの9ヵ月間の合計では、相談件数が6万3980件(前年同期比7.4%増加)、是正指導件数が5万3863件(同1.3%減少)、援助申立受理件数が473件(同11.9%減少)、調停申請受理件数が51件(8.5%増加)となっている。