就職率は施設内訓練が87.1%、委託訓練が74.9%
厚生労働省は、平成29年度の公共職業訓練の実施状況をまとめた。
それによると、離職者訓練の受講者数は、施設内訓練が3万4603人、委託訓練が7万7703人の計11万2306人となっている。そして、就職率は、施設内訓練が87.1%、委託訓練が74.9%となっている。また、在職者訓練の受講者数は6万5309人となった。
離職者訓練の分野別の状況をみると、受講者数は、「農業・林業系」1033人(うち施設内訓練563人、委託訓練470人)、「建設系」6695人(同6169人、同526人)、「製造系」1万2598人(同1万2402人、同196人)、「事務系」3万4031人(同939人、同3万3092人)、「情報系」2万2875人(同378人、同2万2497人)、「サービス系」1万6537人(1万553人、同5984人)、「介護系」1万4496人(同964人、同1万3532人)、「その他」4041人(同2635人、同1406人)となっている。
分野別の就職率は、施設内訓練は、「農業・林業系」88.2%、「建設系」86.1%、「製造系」88.4%、「事務系」89.4%、「情報系」77.4%、「サービス系」87.0%、「介護系」86.5%、「その他」70.2%となっている。委託訓練の分野別の就職率は、「農業・林業系」69.1%、「建設系」70.3%、「製造系」68.4%、「事務系」75.0%、「情報系」71.5%、「サービス系」70.5%、「介護系」84.1%、「その他」60.0%となった。
次に、障害者訓練についてみると、離職者訓練の受講者数は、施設内訓練が1599人、委託訓練が3503人で、就職率は施設内訓練が69.3%、委託訓練が49.8%となっている。また、在職者訓練の受講者数は、施設内訓練が257人、委託訓練が201人となっている。