総実労働時間は5年連続で減少し1720時間に
厚生労働省がまとめた平成28年度(平均)の毎月勤労統計調査結果確報をまとめた。
それによると、1人平均月間現金給与総額は31万5452円(対前年度比0.4%増)、そのうち、きまって支給する給与が25万9837円(同0.1%増)、所定内給与が24万360円(同0.2%増)、所定外給与が1万9477円(同0.6%減)、また、特別に支払われた給与(賞与など)は5万5615円(同1.9%増)となっている。
就業形態別にみると、一般労働者(常用労働者のうち、パートタイム労働者でない者)は、月間現金給与総額は41万2130円(対前年度比0.8%増)、そのうち、きまって支給する給与が33万2095円(同0.4%増)、所定内給与が30万6277円(同0.4%増)、所定外給与が2万6628円(同0.3%減)、また、特別に支払われた給与は7万9225円(同2.2%増)となった。
一方、パートタイム労働者(常用労働者のうち、1日または1週の所定労働時間が一般労働者より短い者)は、月間現金給与総額は9万7526円(対前年度比0.4%減)、そのうち、きまって支給する給与が9万5130円(同0.4%減)、所定内給与が9万1770円(同0.4%減)、所定外給与が3360円(同1.1%減)、また、特別に支払われた給与は2396円(同2.8%減)となっている。
次に、労働時間をみると、平均月間総実労働時間は143.3時間(対前年度比0.8%減)となった。そのうち、所定内労働時間が132.5時間(同0.8%減)、所定外労働時間が10.8時間(同0.7%減)となっている。
月間総実労働時間を12倍した年換算の総実労働時間(小数点以下第1位を四捨五入)は1720時間となり、前年度(1734時間)と比べ14時間減少し5年連続の減少となった。