派遣料金、派遣労働者の賃金とも前年度より微増

厚生労働省は、平成27年度の労働者派遣事業報告書の集計結果をまとめた。なお、27年度の集計結果は、27年9月30日施行の改正労働者派遣法の施行前と改正法施行後の集計結果。

それによると、改正法施行前の派遣労働者数は、一般労働者派遣事業の常時雇用労働者が7万359人、同常時雇用以外の労働者(常用換算)が5万3140人、特定労働者派遣事業の常時雇用労働者が8万3445人となっている。また、改正法施行後の派遣労働者数は、無期雇用派遣労働者が12万5792人、有期雇用派遣労働者が94万8260人、旧特定労働者派遣事業の無期雇用派遣労働者が17万7049人、同有期雇用派遣労働者が4万6011人。

次に、派遣先件数(法改正前と法改正後の合算)は57万7780件(対前年度比19.1%減)、旧特定労働者派遣事業では11万1364件(同2.6%減)となっている。派遣料金(8時間換算)の平均額(法改正前と法改正後の合算)は1万7433円(対前年度比0.9%増)、旧特定労働者派遣事業では2万4541円(同2.0%増)となっている。また、派遣労働者の賃金(8時間換算)の平均額(法改正前と法改正後の合算)は1万1927円(対前年度比0.7%増)、旧特定労働者派遣事業では1万5564円(同1.0%増)となっている。