対前年伸び率は4年連続前年上回る0.02%増

厚生労働省がまとめた「平成28年民間主要企業年末一時金妥結状況」によると、昨年末の大手企業の賞与は、平均妥結額が83万609円、対前年伸び率は0.02%増(27年年末3.72%)となった。年末の賞与が前年を上回ったのは4年連続となる。

産業別の妥結額をみると、最も高いのは自動車の94万1920円、次いで、窯業93万3547円、運輸86万4073円、食料品・たばこ85万9339円、造船85万5541円、電気機器85万1027円の順となっている。逆に、妥結額が最も低いのは卸・小売の58万2849円、次いで、その他製造64万5228円、サービス65万3772円、鉄鋼67万1585円の順となっている。

また、産業別にみた対前年伸び率では、最も高いのはサービスの39.68%、次いで、建設11.56%、窯業11.16%、電力・ガス8.80%、紙・パルプ3.67%、繊維2.09%、情報通信1.98%の順となっている。逆に、対前年伸び率が最も低いのは鉄鋼のマイナス13.90%、次いで、化学マイナス5.53%、造船マイナス2.94%、機械マイナス2.30%、金融マイナス1.99%の順となった。