大学の内定率は前年同期比4.6ポイント増の85.0%
厚生労働省と文部科学省は、今年3月に大学などを卒業する予定者の平成28年12月1日現在の就職内定状況調査の結果をまとめた。28年10月1日現在に次ぐ2回目の調査で、前回調査と同じ全国の大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施している。
調査結果によると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を4.6ポイント上回る85.0%となった。男女別では、男子は前年同期を4.1ポイント上回る83.1%、女子は前年同期を5.2ポイント上回る87.2%となっている。
また、短期大学は前年同期を4.6ポイント上回る72.6%、高等専門学校は前年同期を1.9ポイント上回る98.3%、専修学校(専門課程)は前年同期を4.9ポイント上回る70.7%(うち男子は前年同期比プラス5.6ポイントの68.3%、女子は同プラス4.2ポイントの72.9%)となった。
次に、厚生労働省がまとめた29年3月に高校や中学を卒業する生徒のハローワーク求人に係る求人・求職・内定状況調査(28年11月末現在)結果によると、高校新卒者(採用選考・内定開始期日は28年9月16日以降)は、求人数が前年同期比10.2%増の約37万7000人、求職者数が前年同期と同じ約17万7000人で、求人倍率は前年同期を0.2ポイント上回る2.13倍となっている。就職内定者数は前年同期比1.3%増の約15万4000人で、就職内定率は前年同期を1.2ポイント上回る87.0%となった。