一般中退共1件あたりの退職金支給額は137万円
(独)勤労者退職金共済機構(水野正望理事長)はこのほど、中小企業退職金共済制度(中退共制度)の平成27年度の新規加入状況、退職金支給状況などをまとめた。
それによると、新規加入者数は、一般中退共制度が、共済契約者数1万2649件、被共済者数35万5781人、特定業種退職金共済制度では、建設業が共済契約者数5968件、被共済者数12万860人、清酒製造業が共済契約者数2件、被共済者数134人、林業が共済契約者数136件、被共済者数2372人となっている。
また、27年度末の在籍者数は、一般中退共制度は、共済契約者数36万2092件、被共済者数330万459人、特定業種退職金共済制度では、建設業が共済契約者数17万158件、被共済者数313万4052人、清酒製造業が共済契約者数1973件、被共済者数1万5734人、林業が共済契約者数3258件、被共済者数3万9576人となった。
次に、退職金の状況をみると、支給件数は、一般中退共制度が一時金払26万1035件、分割払3868件、特定業種中退共制度では、建設業が4万9452件、清酒製造業が180件、林業が1517件。退職金支給額は、一般中退共制度が一時金払3583億6700万円、分割払6億3100万円、特定業種退職金共済制度では、建設業が480億5400万円、清酒製造業が2億3100万円、林業が15億2300万円となっている。
また、1件あたりの支給金額については、一般の中退共制度が一時金払137万2869円、分割払16万3138円、特定業種退職金共済制度では、建設業が97万1720円、清酒製造業が128万1957円、林業が100万3647円となった。