妥結額・率ともに前年を下回る4651円、1.83%
経団連(榊原定征会長)は、「2016年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」(最終集計)をまとめた。それによると、妥結額は4651円、アップ率は1.83%となり、前年を額で51円、率で0.04ポイント下回った(集計社数は規模500人未満の436社。妥結額、アップ率は加重平均)。
業種別の妥結額をみると、最も高いのは、「金融」の6921円、次いで、「印刷・出版」5859円、「土木・建設」5775円、「食品」5713円、「その他製造業」5319円の順となっている。逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の3236円、次いで、「繊維」3741円、「紙・パルプ」3787円、「商業」3891円の順となった。
また、業種別のアップ率は、最も高いのは、「金融」の2.84%、次いで、「食品」2.34%、「土木・建設」2.23%、「輸送用機器」と「印刷・出版」がともに2.01%の順となっている。逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の1.41%、次いで、「紙・パルプ」1.57%、「商業」1.59%、「ガス・電気」1.65%の順となっている。