対前年伸び率は3年連続前年上回る3.72%増

厚生労働省がまとめた「平成27年民間主要企業年末一時金妥結状況」によると、昨年末の大手企業の賞与は、平均妥結額が83万434円、対前年伸び率は3.72%増(26年年末5.16%)となった。年末の賞与が前年を上回ったのは3年連続となる。

産業別の妥結額をみると、最も高いのは自動車の94万1318円、次いで、造船88万1488円、運輸86万5583円、精密機器84万4567円、食料品・たばこ84万3092円の順となっている。逆に、妥結額が最も低いのはサービスの46万8040円、次いで、卸・小売58万7403円、その他製造63万7675円、電力・ガス64万1210円、紙・パルプ67万2952円の順となった。

また、産業別にみた対前年伸び率では、最も高いのは建設の14.08%、次いで、金融12.12%、繊維7.21%、鉄鋼6.32%、造船5.81%、電力・ガス5.71%、紙・パルプ5.50%の順となっている。

逆に、対前年伸び率が最も低いのは精密機器のマイナス2.79%、次いで、サービスマイナス2.64%、情報通信マイナス0.70%、自動車0.90%の順となった。