一般求職者給付総額は5年連続減少し約7248億円
厚生労働省は、「平成26年度雇用保険事業年報」をまとめた。
それによると、26年度末の雇用保険適用事業所数は210万8049ヵ所となっており、前年度末(208万2424ヵ所)と比べ1.2%増加している。また、被保険者数は4015万2072人となっており、前年度末(3949万6459人)と比べ1.7%増加している。
次に、給付の状況をみると、一般求職者給付の所定給付日数分の受給資格決定件数は156万4722人で、前年度より10万1125人(6.1%)減少している。また、初回受給者数は128万4466人で、前年度より10万3569人(7.5%)減少している。受給者実人員は46万7052人(年度平均)で、前年度より5万9806人(11.4%)減少した。一般求職者給付総額は7247億5100万円となっており、前年度より1111億600万円(13.3%)減少し5年連続して減少した。
高年齢継続被保険者に対する求職者給付は、受給者数が22万869人(対前年度比11.2%増)、支給額が481億9400万円(同12.6%増)、短期雇用特例被保険者に対する求職者給付は、受給者数が12万2696人(同3.5%減)、支給額が236億3600万円(同3.2%減)となっている。
日雇労働被保険者についてみると、26年度末における被保険者数(日雇労働被保険者手帳交付数により推計)は1万6834人となっており、前年度末より1769人(9.5%)減少した。給付の状況をみると、受給者実人員(年度平均)が1万1062人(対前年度比2.2%減)、支給額が81億6100万円(同2.8%減)となっている。