サービス残業に関する相談7ヵ月間に約1500件
厚生労働省は、昨年11月7日に実施した 「過重労働解消相談ダイヤル」と平日夜間・土・日曜に実施している「労働条件相談ほっとライン」の相談結果をまとめた。
「過重労働解消相談ダイヤル」は、著しい過重労働や悪質な賃金不払残業などの撲滅に向けた「過重労働解消キャンペーン」(実施期間:平成27年11月1日〜11月30日)の一環として実施したもの。
同省のまとめによると、「過重労働解消相談ダイヤル」には488件の相談が寄せられ、また、「労働条件相談ほっとライン」には約7ヵ月間(27年4月1日〜11月7日)に1万6788件の相談が寄せられた。相談内容で特に多かったのが、①長時間労働・過重労働、②賃金不払残業(サービス残業)、③休日・休暇──に関するもので、それぞれ926件(うち過重労働解消相談ダイヤル236件)、1468件(同218件)、1406件(同40件)となっている。
なお、同省では、これら寄せられた相談のうち、労働基準関係法令上問題があると認められるケースについては、労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなどの対応を図ることとしている。