大学卒業予定者の内定率は前年下回る66.5%

厚生労働省と文部科学省は、平成28年3月に大学等卒業予定者の就職内定状況(平成27年10月1日現在)をまとめた。

調査は、全国の大学62校、短大20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業予定者6250人を対象に実施したもの。

調査結果をみると、学歴別の就職内定率は、大学は前年同期を1.9ポイント下回る66.5%、男女別では、男子は前年同期を1.8ポイント下回る65.8%、女子は前年同期を2.2ポイント下回る67.2%となっている。

また、短大(女子学生のみ)は前年同期を6.5ポイント上回る33.2%、高等専門学校 (男子学生のみ)は前年同期を0.9ポイント上回る94.3%、専修学校(専門課程)は前年同期を0.8ポイント下回る48.2%(うち男子は前年同期比3.7ポイント減の41.5%、女子は同2.4ポイント増の54.8%)となっている。

次に、平成27年度高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況(27年9月末現在、厚生労働省まとめ)をみると、高校新卒者(選考・内定開始は27年9月16日以降)は、求人数は前年同期比15.2%増の約32万2000人、求職者数は同0.2%増の約17万7000人、求人倍率は前年同期(1.59倍)を0.24ポイント上回る1.83倍となっている。就職内定者数は前年同期比3.2%増の約9万9000人で、就職内定率は前年同期(54.4%)を1.7ポイント上回る56.1%となった。

また、中学新卒者(選考・内定開始は原則28年1月1日以降)の求人数は前年同期比14.8%増の1006人、求職者数は同11.3%減の1156人で、求人倍率は前年同期(0.67倍)を0.2ポイント上回る0.87倍となっている。