高卒の求人数は前年同期比19.9%増の約29万人

厚生労働省は、平成27年度高校・中学新卒者(平成28年3月卒業予定者)の今年7月末現在での求人・求職状況をまとめた。

それによると、高校新卒者(選考・内定開始期日は27年9月16日以降)の求人数は28万5961人で、前年同期(23万8462人)と比べ19.9%の増加、求職者数は18万6055人で、前年同期(18万6462人)と比べ0.2%の減少となっている。そして、求人倍率は1.54倍となり、前年同期(1.28倍)を0.26ポイント上回った。

また、全国を14地域に分けたブロックごとの求人倍率をみると、南九州(0.85倍)を除いた13地域では1倍を上回っており、京浜(3.03倍)では3倍を超えており、また、京阪神(2.01倍)では2倍を超えている。

前年と比べると、14地域すべてで改善しており、京浜(プラス0.47ポイント)、京阪神(プラス0.33ポイント)、北陸(プラス0.30ポイント)での改善幅が大きい。

次に、中学新卒者(選考・内定開始期日は平成28年1月1日以降。ただし、積雪指定地域は27年12月1日以降)についてみると、求人数は778人で、前年同期(526人)と比べ47.9%の増加、求職者数は1067人で、前年同期(1270人)と比べ16.0%の減少となっている。そして、求人倍率は0.73倍となり、前年同期(0.41倍)を0.32ポイント上回った。