妥結額・率ともに前年を上回る4702円、1.87%
経団連(榊原定征会長)は、「2015年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」(最終集計)をまとめた。それによると、妥結額は4702円、アップ率は1.87%となり、前年を額で286円、率で0.11ポイント上回った(集計社数は規模500人未満の461社。妥結額、アップ率は加重平均)。
業種別の妥結額をみると、最も高いのは、「電気機器」の6223円、次いで、「その他製造業」5569円、「土木・建設」5410円、「鉄鋼・非鉄金属」5242円、「化学」5072円の順となっている。逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の3021円、次いで、「紙・パルプ」3755円、「繊維」4415円、「食品」4417円の順となった。
また、業種別のアップ率は、最も高いのは、「電気機器」の2.35%、次いで、「土木・建設」2.13%、「鉄鋼・非鉄金属」2.02%、「輸送用機器」2.01%、「その他製造業」1.99%の順となっている。逆に、最も低いのは、「運輸・通信」の1.35%、次いで、「金融」1.64%、「紙・パルプ」1.58%、「食品」1.74%の順となった。