大卒は前年同期を2.3ポイント上回る96.7%

厚生労働省と文部科学省はこのほど、平成26年度大学等卒業者の就職状況(27年4月1日現在)をとりまとめた。調査は、大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の卒業者6250人を対象に行ったもの。

 それによると、学歴別の就職率は大学96.7%(前年同期比2.3%増)、短期大学(女子学生のみ)95.6%(同1.4%増)、高等専門学校(男子学生のみ)100.0%(前年同期と同率)、専修学校(専門課程)94.7%(同1.7%増)となっている。

 男女別の就職率は、大学は男子96.5%(前年同期比2.7%増)、女子96.9%(同1.7%増)、専修学校は男子95.5%(同4.0%増)、女子94.0%(同0.4%減)となっている。

 次に、厚生労働省が27年3月末現在でまとめた26年度高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況によると、高校新卒者の就職内定者数は16万9031人(前年同期比4.8%増)となっており、就職内定率は前年同期(98.2%)を0.6ポイント上回る98.8%となっている。男女別の就職内定率は、男子99.1%(前年同期比0.5%増)、女子98.4%(同0.8%増)となっている。

 また、高校新卒者の求人数は31万6055人(前年同期比23.7%増)、求職者数は17万1084人(同4.1%増)、求人倍率は前年同期(1.56倍)を0.29ポイント上回る1.85倍となっている。

 一方、中学新卒者の就職内定者数は675人(前年同期比1.8%増)となっており、就職内定率は前年同期(60.9%)を11.2ポイント上回る72.1%となっている。求人数は1662人(前年同期比4.7%増)、求職者数は936人(同14.0%減)、求人倍率は前年同期(1.46倍)を0.32ポイント上回る1.78倍となっている。