給付総額、新規受給者数とも前年度より増加

厚生労働省は、平成30年度の労災保事業の支払状況をまとめた(30年8月末現在の速報値)。それによると、30年4月~8月の保険給付支払額は3411億9198万円(万円未満は四捨五入。以下同じ)となっており、前年同期と比べ0.2%増加している。

保険給付種類別の支払額は、療養(補償)給付1055億8458万円(全体の30.9%)、休業(補償)給付413億8635万円(同12.1%)、障害(補償)一時金125億4299万円(同3.7%)、遺族(補償)一時金31億2642万円(同0.9%)、葬祭料・葬祭給付8億5652万円(同0.3%)、介護(補償)給付27億2773万円(同0.8%)、年金等給付(年金及び傷病(補償)年金受給者に係る療養(補償)給付)1745億3332万円(同51.2%)、二次健康診断等給付4億3407万円(同0.1%)となった。

前年度と比べると、遺族(補償)一時金、介護(補償)給付、年金等給付が減少したほかは増加している。

また、新規受給者数は27万5721人となっており、前年度(25万5604人)と比べ2万117人(7.9%)の増加となった。